トレイル&ロードで年がら年中走ってく

山でも平坦でも速くなりたいランナーのブログ

伊豆トレイルジャーニー2020

去る12月13日伊豆トレイルジャーニーに参戦して参りました。
自分速報上げないスタイルなんで、本編から始まります。嘘です、タイミング逃しただけです。

実は以前伊豆トレイルには出場経験がありまして、、走り始めてすぐの頃、行けるだろ、とエントリーしたはよいが出張続きで全くトレーニングせずに臨んだ2017年、結果仁科峠でDNFしてます。
そこに来て今年、まさんは目指せ8時間、スタートご一緒したイナズマ氏は7時間、
などと言われても自分ではできる気がせず正直ピンと来てなかった。

前日の様子や、まさん、ネムネムの兄貴、Oちゃんとの珍道中はまさんブログに譲るとして(お得意のやつ)、スタートから。

伊豆トレイルの朝は早い、そして寒い、スタート前に寒さで身体がガッチガチになるのが通常だ。
今年は、、、、暖かい、ホントに伊豆か?
と思いながら5分前にはレースの恰好(上半身長袖ジオラインのみ、下半身短パン)になりスタートに並ぶ。
※ブログを書いてる時点で日本列島には寒波が到来しており、開催が一週間後だったらと思うとゾッとします。

比較的良いコンディションでスタート。
ウェーブスタートを導入しているものの、スタート直後はそれなりの混雑。
ロードの登りへ、スタートからイナズマ氏と並走してぐんぐん順位を上げていく、
さすが7時間を目指す選手は違うぜ。てかこれかなり速いわ、きっつい(正直)
じりじり離されたり、ついたりしながら5kmくらいまでは付いたかな。
これ以上の追跡は今後に支障をきたすと感じ、イナズマトレインを下車。
※だって周りの黒ゼッケン比率高いし、笑

かなり脚を使ってしまった気がするが、まずは宝蔵院迄一時間切りで向かうつもりで淡々と走る。
、、なんか腹の調子が良くないぞ、腹に力が入らん。スタート前いまいち腹が決まらんかった問題が、早くも顕在化。宝蔵院には55分で到着したが、チェック手前のトイレにピットインしたため、一時間で宝蔵院を通過(しかもあんまり出し切れず。。。)

ここから全エイドのトイレを制覇することになる。

宝蔵院通過後トレイルを経て林道へ、ここはあまり記憶なし、というのも途中から腹が限界を迎え、ギリギリで(タイムの問題ではない)、こがね橋エイドに飛び込んだからだ。
まさかレース中に人としての尊厳を失いかけるとは思ってもみなかった、トレイルは奥が深い。

こちらもチェック手前のトイレにピットインしたため、通過は若干遅れて2時間44分。
そして自分がエイドにインするタイミングで、グリーンの野辺山Tを来た大柄な男がエイドを出ていった。
目を疑ったが、見間違うはずのない体格。これはアカンと、給水のみして、すぐエイドを出る。
こがね橋エイドを出てからはきつめの林道登り、遠くにグリーン野辺山を捉えながら追いかける。
2kmほどでOちゃんに追いつくが、その後ついたり離れたり、非常に苦しい展開が続く。
※腹は比較的落ち着いていたのですが、かなり寒かった様子、Oちゃんにはあとで、顔真っ青でしたよ、と報告を受けた。

猫越岳を登り切ったあたりで、ウインドブレーカを羽織り、調子が出てくる。
一時、離されていたOちゃんに仁科峠エイドへ向かう下りで追いつく。そのまま仁科峠エイドへ。
このエイド本当に長居したくなるのだが、今回は早々に切り上げてコースへ戻る。

ここからは身体はきつくなるが、景色が抜群に良いため頑張れる区間
伊豆稜線歩道を突き進む、風はあるが、気温も上がり良いコンディション。
快調に進む。

だが、次の土肥駐車場エイド手前の登りロードでくたばってしまう。
走り続けられない、歩きと小走りを交えながら土肥駐車場へ


これ以上腹具合を悪くするわけにもいかんので猪鍋はスープのみでもらい、コースへ復帰。

達磨山山頂を目指す。


いくら景色が良いって言ってもねぇ、ここまで来ると体が限界を迎えている。脚は動かないからどっか動く筋肉を探して走る(あっしの場合登りは結構腹筋さんが生き残ってる事が多いです、今回は上腕君も頑張ってくれたらしい、筋肉痛になった)


達磨山山頂到着、あとは下り!8時間は無理そうだが、ベストを尽くす。ロードとトレイルを織り交ぜた下り基調のコース、たまに現れる登りで前をパスして進む。


ゴール虹の郷の敷地にイン、前日にまさんと最後この坂だったら嫌だな、と話してた激坂!

もうゴール直前だ行くぜ!と突っ込むが中々終わらない!ラストのラストでイナズマ氏から激を貰う、走りきってゴール!


きっつー、脚がガクガクしてゴールからはけられん、、 

てか走らされるレースはやっぱり苦手だな、もうちょっと「標」ではじまって「高」で終わるのが無いとなぁ、笑


その後はイナズマ氏と話しながらOちゃん、ネムネムさんのゴールを見届け、帰路に。

※まさんすまさん、寒すぎて待ってられませんでした。


ゴールタイムは8時間19分、時刻は14:19序盤突っ込んで、中盤我慢して、今の実力からすると出しきれたタイムだと思います。


思えば初めて出場した時、仁科峠でDNFして、リタイアバスに乗ってゴール地点に到着したのがちょうど2時半頃だったんですわ。
その時間帯に晴れやかな顔でゴールする選手を横目に、バスに乗ってゴールまでやってきた自分の情けなさといったら、形容しがたいものだった。
リタイア後、風呂に入りながら、「自分の足でこの時間帯にゴールしてやる」と思ってた。


今回、まだ日の出てる時間に風呂に浸かりながらその事を思い出して、じわじわと嬉しくなれた。

なんで走ってんだろう、って今回もレース中159回くらい思ってたけど、こういう瞬間があるからなんでしょう。

ただ、このくらいのタイムになってくると、レースのどっかで名のある選手と並走したりするんですよ。
もう少し頑張れば、その辺が見えてくる?なんて勘違いしたくなってくるんですわ。
もう一段レベルアップできたら、来年はもう少し勘違いして、諸々のレースに望んでみようかな、という2020年末でござんした。


以上でございやす。